サマーズ氏「さらなる金融引き締めが必要になる可能性」を示唆

ネコまま@リテラシーの見解

サマーズ氏「インフレに関する気の緩みが金融市場で広がりつつあるとし、投資家が現在想定している以上の金融引き締めが必要になるかもしれないと警告した。」経済学的にはこれは真実です。現在のFRBの利上げ目標が正しいかは別にして、現時点で本当に必要な利上げ水準と期間がわかっているとすれば、あらゆる消費活動、購買動向、物価、株価、債権、労働市場などの緩みは、必要な利上げ水準と期間という面で、更なる引き締めが必要になります。そういった意味でドル安はとても危険ですし、ドル高を維持する時は国債金利の維持が最低条件です。またそれ以外にも失業率の低下、給与水準の上昇、銀行貸出与信の緩み、株価の上昇など、あらゆる面でFRBは敏感であるべきです。

  • インフレ鈍化に寄与した多くの要素が反転する可能性-サマーズ氏
  • インフレは依然、2年前なら「想像できなかった」水準
Larry Summers president emeritus and professor at Harvard University Photographer Stefan WermuthBloomberg

インフレに対する市場の見方

インフレとは、物価が上昇することで、お金の価値が下がる現象です。インフレが高すぎると、経済が混乱したり、生活が苦しくなったりする恐れがあります。そのため、中央銀行インフレを一定の範囲内に抑えるように金融政策を行っています。

しかし、サマーズ氏は、インフレに対する市場の見方が甘くなっていると指摘しています。彼は、コロナ禍で大規模な財政刺激策や金融緩和策が行われたことで、インフレ圧力が高まっていると考えています。また、中古車やガソリンなどの価格が上昇していることも、インフレの兆候だと警戒しています。

サマーズ氏からの警告

サマーズ氏は、市場が想定しているよりも早く・強く利上げをする必要があるかもしれないと言っています。利上げとは、中央銀行が金利を上げることで、お金の供給量を減らし、インフレを抑えることです。しかし、利上げは経済成長や株価に悪影響を与える可能性もあります。そのため、市場は利上げのタイミングやペースに敏感に反応します。

サマーズ氏の発言は、市場に衝撃を与えました。米国債の利回りは急上昇し、株価は下落しました。市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレを適切に管理できるかどうかに不安を感じています。FRBは現在、インフレ率が平均で2%になるまで利上げを続ける方針です。しかし、サマーズ氏は現在2%に向かうような状況にないと疑問を呈しています。

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