米国住宅市場の低迷が鮮明に📉米国株価への影響は?
MBAのデータ、モーゲージ証券金利動向、中古住宅市場を振り返る
今日は米国の住宅市場に注目してみたにゃ。調べるほどちょっと危ない感じにゃ😺
住宅関連指標データ
※各グラフはクリックすれば、提供元のTrading Economicsに飛びます。
モーゲージ金利動向(30年住宅ローン)
住宅ローン申請指数(前週比)

結果
前回
-13.3%
-7.7%
MBA住宅ローン申請指数とは、米国の個人の住宅ローンの申請件数を指数化した指標です。米国の不動産相場を判断する材料になります。
2023年に入り、金利に対する楽観的な見方で、住宅ローン金利が下落し、それに合わせるように申請件数も増加しました。しかし、最近の急激な金利の上昇で再び申請件数は大きく下落しました。
住宅着工件数 01月(前月比)

結果
前回
-4.5%
-3.4%
着工件数に関してはこの1年で8か月がマイナスという厳しい状況です。この数値は「前月比」ですので、1年前と比較し、現在実際に着工している件数は、マイナスが積みあがっていますのでかなりの件数が減っています。
またここ3か月の下落幅が大きくなっており、先行き見通しはあまりよくありません。
中古住宅販売件数 01月(前月比)

結果
前回
4.00M
4.03M
米中古住宅市場は米国ではポピュラーな市場です。通常新築販売が落ちると、中古市場が伸びますが、インフレのため中古住宅価格も上がっており、販売は1年を通して一度も上昇せず下落し続けています。
新築、中古住宅市場の販売不振は、賃貸市場に大きく影響を与え、賃貸を選ぶしかない米国民が増えたことで、賃貸価格が大きく上昇をしています。