米国の小規模事業者、過去10年で最も借り入れ困難な状況に

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ネコまま@リテラシー」

とても小さな記事として扱われていますが、非常に気になる記事です。金融機関の危機から数ヶ月、ついに事業者へ影響が出始めました。金利が高いため銀行側としても信用を引き締めざるを得ないですが、さらに金融機関の懐状況も悪化している証左と捉えています。今後もこの状況は続くと思われ、どの程度の中小企業、ベンチャー企業が影響を受けるかは未知数です。


米国の小規模事業者は、銀行の破綻が信用状況を一段と引き締めることで、過去10年で最も借り入れが困難になっているという。

全米自営業連盟(NFIB)の調査によれば、高い頻度で資金を借り入れている経営者の差し引き9%が、3カ月前に比べて融資を受けにくくなったと回答し、楽観度を示す指数も0.8ポイント低下の90.1と3カ月ぶりの低水準となっている。

NFIBのチーフエコノミストは、小規模事業経営者が将来の経済状況に悲観的であり、大きな不確実性があり、銀行危機がさらに進む恐れがあると指摘している。

売り上げや事業拡張計画の見通しが悪化する中、小規模事業者の楽観度を示す指数は、新型コロナウイルスのパンデミック前の水準を大きく下回っており、借り入れをしている小規模企業経営者の約26%は、3月に、3カ月前よりも利払いが増加したと回答している。

参考記事:米国の小規模事業者、過去10年で最も借り入れ困難な状況に-調査

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