
こんにちはネコまま@リテラシーです。今日は【投資の基本】と称して「順張り、逆張り」について解説していきたいと思います。
さて、投資の手法にはいろいろあります。ファンダメンタルを重要視する手法や、チャートを重要視する手法、もっと分類わけすれば、企業決算、マクロファンダメンタル、フィボナッチ、MACD/RSIなどインディケーター、、、すごく奥が深いです。
しかし間違えていけないことは、どの手法も完ぺきではないということです。私個人の見解としては、一つの手法に固執することは非常に危険です。「木を見て森を見ず」の格言のとおり、投資家は広い視野と高い情報収集能力が求められ、危険なシグナルを動物的な感覚で感知する能力はとても大事だと思います。ただ、この感覚を養うためにも、あらゆる投資手法を試してみるべきです。そこから得られる経験は、投資家さんの感知能力を高めてくれることでしょう。
さて、前置きが長くなりましたが、投資手法の中でも【投資の基礎】として、今日は順張り・逆張りについて勉強していきましょう!
まずはトレンドラインについて知りましょう
順張り、逆張りを学ぶ前にチャートテクニカルで重要なトレンドラインについて解説したいと思います。
トレンドラインとは、ある時点の高値と高値、もしくはある時点の安値と安値を結んだ線を言います。下記のチャートは8月11日終値時点でのトレンドラインを引いたNasdaqのチャートです。ネコままのサイトではこちらのトレンドライン付きのチャートがいつでも見れるようにしています。Nasdaq、Dow、S&P500の3つのチャートが見れます。
ネコまま自慢のサイトです!ぜひご覧ください❤
このトレンドラインを見ることで、株価が上昇トレンドの流れの中にあるのか、下降トレンドの流れの中にあるのかを知ることができます。トレンドラインはテクニカル分析になかでも、世界中で使われている手法で、つまり世界中の投資家の多くの方が気にしている、注意を払っていると考えて差し支えありません。重要なのはここなのです。
あまり多くの人が使っていないテクニカル分析を基にしても、その方向性に向かう人数が少なければ、そのテクニカル分析に大きな意味はありません。株価の変動や株価のトレンドとは、群集心理の現れです。多くの人が使うテクニカル分析だからこそ意味があります。
テクニカル分析の肝は実は群集心理です。意外と知られていませんね
多くの人が気にしていないと、株価は動かないニャ
順張りとは?
順張りとは簡単に解説すると、トレンドラインに逆らわずにトレンドに乗って売買を行う取引手法です。上昇トレンドであれば、買いでトレンドに乗ります。下降トレンドであれば売りでトレンドに乗ります。上昇トレンドだけを順張りというわけではありません。この点は誤ってご理解されている方も多いかもしれませんね。
上昇トレンドでのエントリーについて解説しているブログは多いと思いますので、下降トレンドでのエントリーと買戻しについて下記の画像でご説明します。基本的には上昇トレンドでも同じエントリーと売りを行うことになります。
下記はAT&Tの下降トレンドのチャートです。下降トレンドでは紫色の線が高値トレンドライン、青い線が安値のトレンドラインです。株価はこの間を動いて下降トレンドをたどります。投資家は売りエントリーで空売りを行って、紫の高値トレンドラインを超えたところで、買戻しを行うことで利益を得ることができます。

難しいのはちょうどぴったりにエントリーと利益確定が難しいことです。通常は少し遅れてエントリー、利確を行うのが一般的です。少々利益は減りますが、この点を気にするとおおよその場合、早すぎるエントリーや遅すぎる利確になり利益が少なくなったり、損失を抱えることになります。小さなことは気にせずに、平常心で「いつでも再エントリーできる」と思って、利益が乗っているときに利確することがとても重要になります。私は常に「損失は頑張らない。利確は適当に。」を意識しています。
我慢しても得することはありません。再エントリーに抵抗がある方が多いのは事実なので、とても難しいのですが。。。
当てることが大事ではないニャ。最後に利益を出すのが大事なのニャ
あら、たまにはいいこと言うわね❤
心外ニャ~~~~~~~( ;∀;)
逆張りとは?
逆張りとは簡単に解説すると、トレンドラインに逆ってトレンドの終了時点を狙って、逆にトレンドが動くポイントに乗って売買を行う取引手法です。上昇トレンドであれば、売りでトレンドに乗ります。下降トレンドであれば買いでトレンドに乗ります。
下記のグラフはQQQ(Nasdaq)の2022年からのチャートです。2022年末までは下降トレンドでした。そのあと上昇トレンドに移りますが、逆張り派は基本的にエントリー1から買いで入る方が多いのではないでしょうか?エントリー1で入る理由としては、前回の下値(2022年10月ごろ)よりも高い値段でエントリー1で反転したところだからです。「下値切り上げ」などとも言います。

エントリー1でエントリーした場合でも、エントリー2でトレンドラインを上抜けすることを確認することは非常に重要で、これを「トレンドラインのブレーク」と言います。トレンドラインは強いテクニカル分析手法と前述しましたが、ここでブレークを見極めることで、反転が本物かどうかを見極めます。
また逆張り戦略は、エントリーポイントが早めになることが多いので、利益の最大化が見込めます。一方で、逆方向へ動かなかった場合のリスクも最大化している点を忘れずにおきましょう。
ブレークの確認はとっても大事!ここでブレークしてこなかったら、我慢せずに一度撤退!
Repeat after me! 「ブレーク確認大事ニャ!」
順張りと逆張りのリスク
確実な未来を予知できる人はいません。テクニカル分析も過去のチャートの動きの傾向をなぞったものであり、前述したとおり「多くの人が同じ手法を真似していることによる群集心理」によるものです。この群集心理だけに頼ることは、私自身はあまり推奨していません。多くのリスクを同時に抱えることになるからです。投資とは、如何にリスクを抱えずに利益を上げるかを自己流で見つけることです。
前置きが長くなりましたが、順張りと逆張りのリスクを考えてみましょう。基本的には順張りも、逆張りも共通のリスクが多いです。
【順張りと逆張りのリスク】
・エントリーポイントで読み通りの動きをするとは限らない。逆に動いた時には損失を抱えることになる
・出口戦略は最も人間の心理的に難しい場面であり、手放すことをためらう可能性が高い
・マクロ経済指標、金融政策、決算などのイベントにおいて、急激な反転に見舞われる可能性がある
・順張りでも逆張りでも分散投資が推奨されるが、同じ方向動きやすい分散投資は効果を持たない
・順張りの場合、手放すポイントを逃すといつの間にか逆張り戦略に変わっていることがあり=損失、この場合大きな損失を抱えることになる。
・逆張りも同様で、いつの間にか順張り戦略に変わっていると大きな損失を抱えることになる。
順張り逆張りで心がけること
冒頭にお話しした「木を見て森を見ず」にならないことが肝要です。トレンドラインだけを信じ慢心しないことができれば、順張り逆張り戦略は非常に効果的な戦略です。トレントラインは多くの投資家が常に気にかけており、群集心理に乗っていきやすい戦略です。特に順張り戦略はこの効果が顕著だといえます。
逆張り戦略においては、大きな利益とリスクを同時に抱えます。成功すれば大きいですが、失敗すれば痛い目を見ます。ここで思い出してほしいのは、「損失は頑張らない。利確は適当に。」です。順張りに比べて、逆張りはこの心理をより強く持ってほしいと思います。
最後に、イベントリスクはどんな投資戦略にも付きまといます。ファンダメンタルでもマクロ分析投資でもです。チャートだけを信じず、日ごろからあらゆるイベントに目を向けて、離脱や方向転換できる心構えを持っておくようにしましょう。
上手に投資を行うには無理しない、我慢しないことです。優秀な方ほどこの傾向が強かったりします。仕事ができる人に投資が向かないといわれることもありますが、投資だけは怠け者、ずるがしこく、すぐ諦めることができる人になりましょう。
パパが投資に向かないのはそのせいニャ!!
こら!ブログを見てないことをいいことに悪口言わないの!!( `ー´)ノ
